- No
- 26
- Date
- 2006.09.02 Sat
夫の失敗
突然、夫が叫びます。
「お菓子を作る!」
夫は調理は好きらしい。でも、日々の地道な料理は面倒くさいらしい。
夫は、どんなに遅く帰っても必ず家で食事をします。メニューがどんなに手抜きでも文句言いません。自分が夜の10時過ぎに帰って、これから食事の支度なんて言っても、文句一つ言うことなく待っていて、出されたものを平らげます。
ありがたいんだかありがたくないんだか。
調理できるなら、先に帰宅したときは自分で作れよと思うし、手抜きや遅すぎる夕食に文句をつけない寛容さはすごいとも思うし。
夫の得意は、もてなし用の酒の肴系無国籍料理。
手抜きを容認している夫だが、自分が作るときは手抜きは嫌らしい。
出汁からきちんととっています、鰹節と昆布で。レトルト系は使いません。社交的会話が苦手で下戸の夫は、客の相手よりは台所のほうが居心地が良いらしいので、客人が来たときの酒の相手は、専ら私が行います。まあ、役割分担ができているって事ですね。
そんな夫は、 時々無性にお菓子が作りたくなるらしい。
シンプルでオーソドックスなものだけど、やっぱり手を抜かないものを作りたいらしいです
得意(?)は、折パイのアップルパイ。手の温度が高めの夫は、折り込んでは冷蔵庫で寝かせを半日繰り返して、けっこうおいしいパイを作ります。ここ数年、バレンタインのお返しはこれでした。
今年は、何を思ったか和風になりました。
うえ三分の一が桜色のきれいな水羊羹。
試作をして、色と甘さの調節をして、ベターな作品を、職場に持っていきました。(ベストは出来ていないんです、まだ。) 好評でした。
当然、私が作るあんこ物と違い、小豆からあんを作っていました。(私は、あんを買って来て汁粉や何かを作ります。)
その夫が、最近ケーキ屋のショウーウインドーをのぞいては考え込んでいる。
なんだろうと思っていたら、
「梨でお菓子が作れないか。」
「あるよ。梨のコンポートをのせたタイプのが。」と答えると、
「それは洋梨だろ。幸水とか豊水、長十郎梨を使ったのは、なぜないんだ。」
「合わないんじゃないの、ケーキに。甘さとか固さとか・・・。」と答えたものの、納得しかねる様子の夫。
夏に義父が持ってきてくれた白ワインがあったのが仇となり(?)、結局デザート用の梨を、コンポートに煮込んでしまいました。
ンンンン・・・・。
微妙な味でした。梨もワインも砂糖も、みんな主張を引っ込めていないような味。
かくして、夫は
「日本の梨はケーキ向きではない。」と納得 の様子となりました。
多分、そこを研究してケーキ用に工夫できればパティシエにもなれるんだろうけど、失敗作を食べさせられるのもねぇ・・・。
今、冷蔵庫の中には中途半端な豊水のコンポートが入っています。あと3日ぐらいすれば、こころおきなく捨てられるだろうと、「食べちゃっていいよ。」という夫を横に、じっと時を待っています。
夫! 秋だからさ、果物一杯のタルトを今度作ってくれるとうれしいなぁ。 よろしくねぇ!!
「お菓子を作る!」
夫は調理は好きらしい。でも、日々の地道な料理は面倒くさいらしい。
夫は、どんなに遅く帰っても必ず家で食事をします。メニューがどんなに手抜きでも文句言いません。自分が夜の10時過ぎに帰って、これから食事の支度なんて言っても、文句一つ言うことなく待っていて、出されたものを平らげます。
ありがたいんだかありがたくないんだか。
調理できるなら、先に帰宅したときは自分で作れよと思うし、手抜きや遅すぎる夕食に文句をつけない寛容さはすごいとも思うし。
夫の得意は、もてなし用の酒の肴系無国籍料理。
手抜きを容認している夫だが、自分が作るときは手抜きは嫌らしい。
出汁からきちんととっています、鰹節と昆布で。レトルト系は使いません。社交的会話が苦手で下戸の夫は、客の相手よりは台所のほうが居心地が良いらしいので、客人が来たときの酒の相手は、専ら私が行います。まあ、役割分担ができているって事ですね。
そんな夫は、 時々無性にお菓子が作りたくなるらしい。
シンプルでオーソドックスなものだけど、やっぱり手を抜かないものを作りたいらしいです
得意(?)は、折パイのアップルパイ。手の温度が高めの夫は、折り込んでは冷蔵庫で寝かせを半日繰り返して、けっこうおいしいパイを作ります。ここ数年、バレンタインのお返しはこれでした。
今年は、何を思ったか和風になりました。
うえ三分の一が桜色のきれいな水羊羹。
試作をして、色と甘さの調節をして、ベターな作品を、職場に持っていきました。(ベストは出来ていないんです、まだ。) 好評でした。
当然、私が作るあんこ物と違い、小豆からあんを作っていました。(私は、あんを買って来て汁粉や何かを作ります。)
その夫が、最近ケーキ屋のショウーウインドーをのぞいては考え込んでいる。
なんだろうと思っていたら、
「梨でお菓子が作れないか。」
「あるよ。梨のコンポートをのせたタイプのが。」と答えると、
「それは洋梨だろ。幸水とか豊水、長十郎梨を使ったのは、なぜないんだ。」
「合わないんじゃないの、ケーキに。甘さとか固さとか・・・。」と答えたものの、納得しかねる様子の夫。
夏に義父が持ってきてくれた白ワインがあったのが仇となり(?)、結局デザート用の梨を、コンポートに煮込んでしまいました。
ンンンン・・・・。
微妙な味でした。梨もワインも砂糖も、みんな主張を引っ込めていないような味。
かくして、夫は
「日本の梨はケーキ向きではない。」と納得 の様子となりました。
多分、そこを研究してケーキ用に工夫できればパティシエにもなれるんだろうけど、失敗作を食べさせられるのもねぇ・・・。
今、冷蔵庫の中には中途半端な豊水のコンポートが入っています。あと3日ぐらいすれば、こころおきなく捨てられるだろうと、「食べちゃっていいよ。」という夫を横に、じっと時を待っています。
夫! 秋だからさ、果物一杯のタルトを今度作ってくれるとうれしいなぁ。 よろしくねぇ!!
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久コメです。ども。
今日は送ってくださってまことに有難うございましたm(v v)m助かったとです。
私は・・・和梨はそのまま食べたいなぁー・・・。
ということで今年の秋も梨をいっぱい買って恵んでやってくださいね。For 桜ですよ(・・・)
ではではまたー
どういたまして。
おかげで、当方は2分の遅刻となりました。
果物は、剥く手間がないものが好きです。
剥いてくれるならば、積極的購入を考えます。
よろしこ。